こんにちは、保育士のみぞれです。
今回は私が転勤族としていろいろな職場で保育士として勤務してきた経験から、職場によってこんなに違いがあるというお話をしていこうと思います。
1,子どもが違う
2,保護者が違う
3,働いている保育士の雰囲気が違う
4,ルールが違う
5,設備、環境が違う
1,子どもが違う
働く施設によって当然そこでお預かりする子どもたちも変わります。
年齢層や地域による子どもたちの雰囲気の違いだけでなく、施設によって障がいがあるお子さんだけの受け入れだったり、院内保育のように預ける保護者の職場が限られていたりします。
幼稚園だと特に園の特色に惹かれて入園させている保護者が多いので、家庭の教育方針や子どもの様子も似ている傾向ですね。
2,保護者が違う
1でも触れましたが、職場や地域性によってお子さんを預ける保護者の様子も違ってきます。
私が最初に働いていた園は郊外の新興住宅街にあり、大学なども近くに建つエリアだったので教育に熱心なご家庭が多かったです。
次に働いた保育園は、街の中心部にあり忙しく働くママさんが多かった印象。
また別の園は住宅街の中にあり、地域密着でのびのびお子さんを育てたい保護者の方が多く感じました。
このように園によって保護者の方の要望やライフスタイルもいろいろです。
3,働いている保育士の雰囲気が違う
1,2のように預かっているお子さんや保護者の方の雰囲気も違うと保育士もそこで求められるものを提供していこうとするし、就職する際に園の雰囲気を調べたり見たりして自分の保育感に合うところを探そうとするので、自然と同じような雰囲気の保育士が集まることが多いです。
運動中心の園であれば活発な先生、お勉強重視の園だとおとなしめの先生など・・・
でもたまに就職してみてから「あ、こんな雰囲気だったんだ。」と気づき、本来の自分と違うけれど職場では合わせて保育している先生もいます。
年配の先生が多い園、若い先生が多い園、遅くまで残業する先生が多い、和気あいあいプライベートも仲良しな先生が多い、地方出身者の先生が多い、親元から通っている先生が多いなど本当に様々だったなあと思います。
4,ルールが違う
子どもたちに守ってほしいとされているルール、職員のためのルールこれも様々ですね。
掃除の仕方一つとっても、こぼしたものは子どもたちに拭くように促す園や隅々まで保育士がきれいに掃除すべきとされている園。
教材の使い方も必要な分遠慮なく使える園もあれば、何に使うか申請して上の許可が下りないと使えないところもありました。
保育以外のところでもこんなに違うのですからもちろん保育に至っては、一言では語り尽くせないほど違うことだらけです。
さらに、保育士同士の感覚の違いもあるわけですからますます違いが発生してきます。
保育以外の職場でも同じようなことがあると思いますが、子どもたちは待ったがきかないのでルールに慣れてスムーズにその園で保育できるようになるまでなかなか大変です。
5,設備、環境が違う
古い新しいだけでなく園の規模は本当に様々で、ビルの中にある園だったり広大な敷地にたくさんの屋外施設なんていうところもあります。
私が勤務していたところも、中庭の芝生の上に大きな遊具があって子どもたちが裸足で遊べる園だったり、園庭はそんなに広くないけど近くにたくさんの公園があって毎日散歩に行ったりという園と違いがありました。
今だと、エアコン完備とか重要ですかね。
園庭も木陰や日よけのための屋根がある園が多くなっていますね。
子どものためだけでなく、働く保育士にとってもエアコンありかなしかは重要だし、休憩室のありなし、トイレの個室の数も気になります。
環境でいえば、街の中だったら通いやすくて帰りに買い物していける店もあると思いますが、車で通勤したい場合駐車場が有料だったりなかったりします。
簡単にいろいろな園の違いを挙げてみました。
保育士が働きやすい環境は子どもたちにとってもよい環境なことが多いです。
設備は古くても、いろいろなことに配慮されていたり、大事に使われている様子があるといいなと思います。
職場を見学に行く際、お子さんを入園させる際にそんな点もチェックするとよいかもしれません。
コメント