子どもの園選び、どうする?②園庭編

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こんにちは。保育士のみぞれです
前回、園見学の際チェックしたいポイントとして園舎について書かせてもらいました。今回は園庭について書いていきたいと思います。

  1. 園舎
  2. 園庭
  3. 保育室
  4. 作品
  5. 保育士の様子
  6. 園長の様子
  7. 子どもたちの様子

園庭は土地の問題や施設の状況などにより、小さいスペースしかなかったり近隣にある公園などで代替えしている園もあると思います。

こちらも、遊具の数とか設備だけでなく見ておいた方がいいかなと思うポイントを挙げて行こうと思います。

  • 安全に配慮されているか
  • 清潔感があるか
  • 子どもの人数に見合った広さか
  • 子どもが動きやすい導線になっているか
  • やりたい遊びができる環境か

結果的に園舎でのチェックポイントと同じになってしまいましたが・・・

・安全に配慮されているか

 外なので園舎以上に安全への配慮が必要になってきますね。地面にとがった物や大きな障害物があると転んだときに大きな怪我につながってしまいます。
また、駐車場との境界が曖昧だと送迎や来客の車と接触する危険も考えられます。これは、送迎する側の保護者としても、よその子が飛び出してきたりしないか、死角にいたりしないかなど怖いんです。

外部の通行人との距離は?歩道を歩いていて園児達の遊んでいる風景が見えるのは微笑ましいし、保育士が園児に「ワンちゃんお散歩してるね」など会話につながることもあります。でも、昨今はなにかと心配なこともあり、ワンちゃんを連れた方が好意で犬を触らせてくれた際に噛まれそうになったり、お菓子などを子ども達に渡してくるなんていう場面も想像できます。できれば通行している方と直接園児が接触できない方が良いのかもしれません。もしくは、保育士の目の届く環境にあるかをチェックすると良いでしょう。

玩具や遊具の安全面も気になりますね。壊れたのにそのままになっていたり、砂場にネットなどがなくゴミがたくさん入っていたり・・・整備されていないのは安全意識が薄い園なのかなと思ってしまいます。

また、最近は熱中症の心配もあるので日陰で少し休める場所があるのが理想ですね。構造上難しくても、タープのような物を設置して日陰を作っている園もあります。

・清潔感があるか

 上に書いた砂場の様子はこちらにも含まれますね。ネットや覆う物がないと、犬や猫が侵入した際に糞をしてしまうことがあるんです。私が働いていた施設では大雨が降って砂場が浸水したときは、一度掘り起こして日光に当てて消毒していました。

手洗い場がある園の場合、水回りの様子はどんな感じになっていますか。なかなかそこで完全に手を綺麗にするのは難しいので下洗いになるかもしれませんが、泥などでたくさん汚れた際は大まかな汚れを落としてから園の中には入れる環境だといいですね。
また、できれば洗う場所の蛇口からは水を飲まないように指導されているといいなと思います。

・子どもの人数に見合った広さか

 大きい子と小さい子が一緒に遊ぶ場面があるのであれば、空間を少し分けたり、遊具の配置など環境に気をつける必要があるでしょう。小さな子が遊びに巻き込まれてぶつかってしまったり、逆に大きい子が思い切り遊べない場面があるからです。

私の働いていた園でも、年長児がせっかく園庭で遊んでいるのに、その横が乳児さんの保育室で「お昼寝しているから、静かにね」と保育士に言われている場面がありました。

施設の作り上仕方ないところもあるかもしれませんが、子どもが思いきり遊べる場所が地域では減ってきていると言われているので、せめて園にいるときくらいは外遊び思い切りしてほしいですよね。

・子どもが動きやすい導線になっているか

 私が働いていた園は園庭を各クラスが囲むような作りになっていて、各部屋の掃き出し窓から園児が園庭に出られるようになっているところが多かったです。保育士側からみても、これがやっぱり便利だったように思います。園庭で遊んでいるときに何かあればすぐに中に入って必要な物を持ってきたり、中にいる先生におん出買いすることもできます。

子ども達も汚れた靴を持って園の中をうろうろしないで済んだり、ほかのクラスと一緒の時間に出ることになって玄関が大混雑ということが少ないです。
非常時にも逃げやすいメリットがあります。

また、朝に登園してきて身支度をしてから外遊びに加わることが多いと思いますが、外で遊んでいる友達の様子を見てテキパキ身支度する意欲にもつながっていたように思います。

こういった作りではない園の場合、園庭にはどういうルートを通って出るのか。その際危険な箇所はないのかなどの様子を見てくると良いと思います。

・やりたい遊びができる環境か

 先ほどの人数に見合っているかというところともつながりますが、思いっきり遊べる環境かどうかはとっても重要です。

遊具の数、各年齢に見合った遊び道具は用意されているか。今回はお子さんの園選びという視点ですので、例えば砂遊びが好きなお子さんだったら清潔で落ち着いて遊べそうな砂場があるか。遊具が好きなお子さんだったら、今遊ぶのにちょうど良い難易度の遊具とちょっと挑戦できそうな遊具があると年長さんになっても楽しめますね。

芝生が綺麗で素敵!な園もボール遊びが禁止されていたり、砂や土に触れることが難しい場合があります。
立派な遊具がなくても、子どもが必要としている時期に必要な遊びができる環境を整えようと工夫されていたら◎です!

 園庭も園舎と同じくらい子ども達が過ごす時間の多い場所です。
実際に子ども達が遊んでいる様子が見られると、上記のようなポイントをチェックできると思います。

もし、子ども達が園庭で遊んでいる様子が見られなかった場合は園庭ではどんな遊びができるか聞いたり、どんな時間、どれくらいの頻度で園庭を利用しているのか確認してみましょう。
その園で戸外遊びの中でどんなことを大事にしているかわかるからです。

すべて理想通りは難しくても、子ども達にとっては戸外遊びの時間はとっても大事なので理想に近いところが見つかるといいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

園見学の際のそのほかのチェックポイントについても、今後紹介させていただきますね。
そちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。

この記事を書いた人
みぞれ

はじめまして、保育士のみぞれと申します。

この度は、当サイトにお越しいただきありがとうございます。

このサイトでは夫の転勤に帯同し、引越しや子育て、各地で保育関係のパートをしてきた経験を記事にしていきたいと思います!!

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